お知らせ
疲労回復にはカッピングがお勧め
今回はカッピング(吸い玉)療法についてお話しします。
吸い玉(カッピング)の歴史は古く、西欧では紀元前2000年頃から行われていたという記録があり、ギリシャでは紀元前5世紀頃に使われていたとされる青銅製の吸い玉が残っています。
インドでは紀元前600年頃から、中国では紀元前100年頃から行われていたという記録があります。
日本では江戸時代辺りまで盛んに行われていた民間療法です。平安時代に編集された『医心方』にも“吸玉(スイフクベ)”という単語が度々登場します。
医学が進歩した現在でも代替医療の一つとして中国をはじめ、様々な国で行われています。しかし、民間療法という意識が強いこと、施術後に溢血斑という内出血のようなカッピング独特の跡形が残ることから、積極的に施術に取り入れている治療院はあまりありません。
当院では、溢血斑(カッピング跡形)のについて患者様の了解のもと、血行促進・筋肉のこりの改善にカッピング療法をお勧めしています。
カッピング(吸い玉)は皮膚にぴったり密着させたガラス玉の陰圧(引く力)を利用して筋肉をほぐしていきます。そのため血液の浄化と血行促進、デトックスや筋肉痛の改善などに効果があります。さらに血流が良くなることで、自律神経の働きが良くなり、睡眠の質が向上したり、ストレス解消や便秘の改善にも効果が期待できます。ですので、ストレス、慢性疲労、デスクワークによる背中・肩・首のこり、睡眠不足、便秘、下腹部の瘀血、生理痛などでお悩みの方、強いマッサージ、鍼の苦手な方にとてもお勧めの施術になります。
カッピング(吸い玉)療法
7つの働き
- 血液をきれいにする
- 血行を良くする
- 血管をはじめ組織を強化する
- 皮膚の若さを保つ
- 関節の働きを円滑にする
- 内臓諸器官を活発にする
- 神経を正常に調整する
赤く丸い溢血斑はいつ消えるの?
次の日から徐々に薄くなり、7日~10日でほぼ完全にわからなくなります。
もっとも、それぞれの方の体調や体質、圧力の強弱により異なります。コリの強い個所や血行不良の部位は溢血斑が強くでてしまいます。背中や腰と較べ、ふくらはぎや太腿は、溢血斑が残りにくいようです。
また、何度か施術を受けていると自己治癒力がアップされるため、赤い溢血斑がでてもすぐに跡が薄くなります。慢性的な疲れが改善されていることを感じていただけると思います。
※水着や背中を出す服を着る予定のある方は、充分に余裕を持って施術をうけてください。
ホームページの施術メニューにはまだ記載していませんが、ネット予約のオプションメニュー一覧には記載しています。興味のある方は是非お気軽にご相談ください。